● 7月 ● NEW!!
「パンの日」
月に1〜2度、大阪INA職業支援センターのパン・菓子製造科訓練生の皆さんが、こんごう福祉センターに自分たちで作ったたくさんの種類のパンやクッキーの販売に来られます。
皆さん、(少し緊張ぎみの面持ちで)元気な声での「よろしくお願いします」の挨拶のあと、販売準備が整いだすころに、販売場所となる総合管理棟ロビーには、だんだんと人が集まってきます。
10分ほどもすると、ロビーはパンを買いに集まった利用者の皆さんや職員の皆さんでとてもにぎやかになります。
新作パン、クッキー、マフィン…おめあてのパンを買う(たべる)のをたのしみにしている笑顔がいっぱいです。
INAの訓練生の皆さんも、元気な声で、真剣に、笑顔で、取り組まれています。
にぎやかになるこの空間、このひとときが、とても好きです。 (萩)
● 6月 ●
「ホタルの夕べ」
6月11日から13日、こんごう福祉センターから歩いて15分にある、富田林市農業公園でホタルの観賞会「ホタルの夕べ」が開催されました。こんごう福祉センターの利用者、職員も観賞会に参加させていただきました。
そういえば、6、7年前でしょうか、コロニーの「せせらぎ」にも数匹のホタルが発生したことがありました。水辺で光る数匹のホタルを我が子と目をこらして見たことを思い出しました。
私が子供のころ故郷ではこの時期、無数のホタルが飛び交い、外灯のない川べりを、ホタルでいっぱいになった虫籠の明かりで家まで帰ってきたものでした。そんな故郷も今では一変し、ホタルの姿は見られません。
「ホタルの夕べ」をとおして、自然の川岸、ホタルのえさになるカワニナが生息する小川、そんな自然環境を子どもたちの世代へ残していきたいですね。 (Y)
● 12月 ●
「最後の…」
若松寮では、先月の中旬に伊勢の「スペイン村」へバスツアーに出かけました。その道中、「若松寮としての最後のバスツアーになるのだ」と当たり前のことに気が付きました。参加する利用者のみなさん、職員の間にも、言葉ではなく、むしろ共通する思いとしてあったようです。
若松寮は、来年3月に授産施設としての役割を終えて閉寮となります。若松寮として「最後の」公聴会では、地域生活への不安や希望の声をみなさんから伺うことができました。間もなく、「最後の」年越しを迎えることにもなります。そして、「最後の」会食だとか、「最後の」自治会だとか、いくつかの「最後の」出来事を過ごすことになるのでしょう。
利用者のみなさんは、それぞれの希望にそって、それぞれの生活の場所に移られることになります。それを見送った後で「かつて若松寮であった建物」の「最後の」戸締りをするのは、誰なのだろう、そんなことを考えています。(N)
● 11月 ●
「俳句のすすめ 」
俳句は、17世紀に松尾芭蕉がその芸術性を高め、正岡子規が明治時代に近大文芸として成立させました。現在では外国人が日本語で俳句を作る事も盛んなようです。5、7、5の韻律の心地よさ、季語がある、「切れ」がある、余韻を残す、という特徴が外国の人の心にも響いたのでしょうか。もう一人、芭蕉の俳句を「客観写生」という言葉で特徴付けた高浜虚子を忘れていました。「客観写生」という言葉は、私意や虚偽を排し、対象をよく観察し、傾聴してその有様を表現する事に全力を傾けるという事だそうです。私たちも「客観写生」に見習って、如何なる時も冷静に自分自身の感情をコントロールして利用者さんの希望や要望に耳を傾け支援するという支援員としてのプロのスキルを高めることが必要と思います。俳句を考えるといい仕事が出来るかもしれませんね。
季節柄こんな一句はどうでしょうか。
彼一語 我一語 秋深みかも (高浜虚子) 梅花藻
● 9月 ●
「リサイクルバザー開催♪」
かんなびのさとでは、9月22日に利用者の方々に「リサイクルバザー」を開催しました。
商品は職員に寄付を呼びかけ、衣類から生活雑貨に至るまで、多種多様な商品が集まりました。最初の計画では、学生ボランティアさん達の協力を持って、利用者の皆さんと交流を深めながらお買い物を楽しんでいただく予定でしたが、バザーの直前に社会的に新型インフルエンザが流行し、ボランティアの皆さんの参加が出来なくなってしまいました。
5月に予定していた「かんなびのさとまつり」も新型インフルエンザの流行で中止となった経緯があり、今回は何としても開催したい!と係で協議し、職員の店番で何とか開催することができました。
初めてのバザー開催でしたが、利用者の皆さんの期待は大きく、予定の時間より早く会場に来られる方が多数いらっしゃいました。サッと選ぶ方もあれば、いろいろ手に取って悩む方、衣類を試着される方、何度も会場に来られる方、「こんなん欲しかった」「これ100円でええの?安いわー」等…大盛況でした。
皆さん買い物が好きなんだなと改めて実感しました。機会があれば、また開催の予定です。(露草)
● 8月 ●
8月1日、PLの花火の日にくすのき寮利用者公聴会を開催しました。
まずは、食事のことからで「はんぺんに何かいい味、付けられへんのん?」「お造り出して欲しいなぁ!」から始まって、寮の行事のこと、こんごう福祉センターコロニーまつりのことなど、色々な意見が出ました。「太鼓の実演見たいな…」なんて意見もありました。
くすのき寮では、各棟ごとに本人の会(自治会)が構成されており、定期的に会合が持たれています。そこで出された意見を中心に、個人的な意見も含めて、公聴会を実施しています。公聴会は、年6回を予定しており、2ヶ月に1度のペースです。
この会から創り出された行事を、昨年はお金をあまりかけずに出来ました。ボランティアさん、ありがとうございます。(百日紅)
● 7月 ●
「ボランティアとともに、21回ちびっこステイ開催」
「ちびっこステイ」は、地域の障がい児とコロニー利用者との交流を兼ねた、余暇活動を提供する地域サービスです。コロニーの施設を活用し、ボランティアの協力を得て実施し、20年以上の歴史があります。
地域からの参加は知的障がいのある小学生です。ご家族からは「学校行事以外での宿泊体験が楽しみです」、「家族から離れて過ごすことで自立につながれば」、「同年齢や異年齢のこどもらとの交流など楽しみです」など、成長を願ったコメントを頂いています。
8月に一泊で実施する「本ステイ」に先がけ、7月5日に日帰りの「プレステイ」を実施しました。地域から8人、しいのき寮から7人、学生ボランティア28人の参加で、今年は記念品や七夕飾りなどを作り、レクリエーションではボランティアが場を盛り上げ、恒例となった『アンパンマン体操』をみんなで元気よく踊りました。好天にも恵まれ、楽しい一日を過ごすことができました。
8月8〜9日の本ステイでは一泊の宿泊体験と、プールでのレクリエーションやおやつ会、花火などを行う予定です。夏の思い出に残る楽しいひと時を過ごしたいと思います。また秋(10月25日)には「アフターステイ」として、さつまいも掘りを考えています。
この活動は、ボランティアの育成にも大いに役立っています。ちびっこステイに参加していただくボランティアはいくつかの大学のサークルやクラブに所属する青年たちで、1回生はボランティア活動の経験が初めてという方も多く参加されています。
ちびっこステイのボランティアをきっかけに、学校の枠を越えて学生たちの交流が始まったり、施設や地域での活動への参加につながったりしていっています。
しいのき寮にも、ちびっこステイのボランティアが縁となり、たくさんの方が継続的に、寮や棟の行事などのお手伝いに来てくれています。今ではボランティアとのふれ合いが利用者の生活になくてはならないものとなっています。
プレステイの様子はこちらからどうぞ。
● 6月 ●
「実習生」
今年も実習生を受け入れる季節となりました。金剛コロニーは利用者の地域生活への移行の取り組みで、一昨年度・昨年度と2寮が閉鎖となり、実習生の受け入れ数も減少しています。それでも、昨年度の長期実習では約200名もの学生がコロニーを訪れました。高校を卒業したばかりの大学1年生から、社会人として働きながら勉強している方など様々です。
実習期間中は、ゲストハウスで宿泊する学生も多いのですが、宿泊部屋に様子を見に行くと、「は〜い!」とすごく元気な返事がかえってくるグループ、「はーい…」と心配になるほど暗い声が返ってくるグループ、学生の様子は実に様々です。初めての環境、実習に戸惑い、不安いっぱいで2日目には涙をぽろぽろ流していた学生が、1週間もすると、とっても元気な表情をしていることもあります。多くの実習生は充実した表情で帰っていきます。
実習中の利用者との関わり、職員の指導のなかで感じる、不安やしんどさ、喜び、充実感、気づき、そして実習を終えてはやく家にかえりたーい!気もちなどは、それぞれ様々でしょう。
無事に実習を終えて笑顔で挨拶をしてくれる学生の顔をみると、担当者としては、正直なところ、ほっと一安心。
実習を終えた学生のなかに、障がい者福祉の分野で働きたいという希望を持ったなどの話をきくと、とってもうれしい気持ちになります。(萩)
● 1月 ●
「便利さの中で」
学校への携帯電話の持込を原則として認めないことが検討されています。携帯電話の便利さはわかるものの、教育的な観点から問題も発生しているのでしょう。施設においても、若い利用者のみなさんの間では携帯電話は、ごくあたりまえの生活用品になっています。メールの機能を使って、友達との連絡に使うことはもちろん、音楽配信やゲーム機能などのサービスを楽しんでもいます。その結果、電話会社から想像以上に高額な請求が来ることもあるのですが、携帯電話が生活の「寂しさ」を紛らわすための道具になっているのではないか、そのことも気がかりです。その気持ちにつけこまれて、悪質な書き込みのある掲示板、詐欺などのネット犯罪などに巻き込まれるのではないか、心配の種はつきません。テクノロジーの進化は、生活のスタイルを変え、私たちの支援の中身も変えてゆくのかもしれません。(N)
● 12月 ●
「古に思いを馳せて」
こんごう福祉センターの近くには、鎌倉時代(南北朝)の遺跡が数多くあります。とは言いましても、楠木正成にまつわるものが多いのですが・・・。
楠木正成といえば、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて南朝方に味方して建武の新政に功績を残した人物といわれています。最後は負け戦を覚悟の上で、東征してきた足利尊氏と朝廷方として兵庫の湊川で相対して討ち死にしたことで有名です。
また、楠木正成の本拠である千早城(金剛山)をはじめとして、麓には17の出城(砦)があったといいますが確認できるのは数箇所位です。これらの砦を巧みに使ってゲリラ戦を幕府軍に挑んで時間を稼ぎ、鎌倉幕府を倒すことに成功しています。これについては、太平記(吉川英治作)に詳しく書かれていますので、読まれたら楽しいかもしれません。
そのひとつ上赤坂城址に登ってみますと、今の季節は枯葉がびっしりと積もっていて滑らないように上るのに少々骨が折れます。
耳にするものといえば、木々の静寂さの中で野鳥の囀りだけが澄みわたるように聞こえるだけです。さしずめ、「兵どもが夢の跡」といったところでしょうか。
歴史に興味のある方、南河内へ出かけてみませんか。(りょう)
● 10月 ●
「道野辺の尾花の下の思い草 今更々に何か思わむ」
(道のほとりの尾花〈ススキ〉の陰の思い草ではないか。今さら何を思い迷うことがありましょうか。私はあなたの愛を信じ、あなた一人を頼りに思っております。)
「思い草」とは「南蛮煙管」(ナンバンキセル)のこと。
万葉集に歌われた花です。 「ナンバンキセル」は一年草で茎はごく短くほとんど地上には表れません。淡い紫色の花が少しうつむき加減に咲きます。しかし、葉らしいものは見当たらない不思議な植物です。南蛮人が手にしていた煙管に似た形から南蛮煙管と名がついたのでしょうが、うつむき加減に咲くその姿にしおらしい女性の姿を感じさせ、思い草と名がついて万葉集に歌われたのです。
以前はコロニー(こんごう福祉センター)のススキの中に群生を見ることが出来ましたが、今年はまだその姿を見るにいた経っていません。(吾亦紅)
● 8月 ●
「新しい仲間のかしのきE棟と一緒に」
「ベンツ買うねん」、「ダイエーに行きたい」、「風呂に(温泉)にいきたい」、「すし食べたいねん」、「地域へ行きたい」、「電車の見えるとこに住みたい」など、これはある棟の利用者会からでたひとこまです。というように昨年度よりかしのき寮では利用者会が各棟で行われています。今頃どうしてと思われるかも知れませんが、どうして、どうして、この利用者会の礎となるものは、随分以前に(約33年) かしのき寮の4つの指導方針のひとつとして「寮生ファミリー会」とい名称であったように記憶しています。
それはさておき、心機一転、寮として「みんなで創ろう明るいかしのき」を目標に、利用者が望むより良い生活の実現に向けて各棟より利用者の代表を選出してもらい、今年度から代表者会議を進めることになりました。
しかし、同一敷地内でないため、まず新しい仲間のE棟と一緒に合同の顔見世会を行いました。
当日(7月26日)は、寮長の挨拶に始まり、各棟の代表がそれぞれ紹介をしていただき新しい船出となりました。(みずき)
● 7月 ●
「ホタルのはからい」 先日、ゲストハウスに宿泊した実習生さんが「昨日の夜、生まれて初めてホタルを見ました!」とその時の感動を交え少々興奮ぎみに教えてくれました。
ホタルは卵30日、幼虫300日、さなぎ30日、ようやく成虫になってもわずか一週間しか生きられません。もちろん自然環境が整っていることが前提ですが、、、。
日ごろの勉強や実習中のストレス抱えていた実習生さんは、ほかの昆虫のように人を怖がらず安心しきって近づくホタルが放つホタル火に心を癒されたのでしょう。
むかーし、むかしのその昔から現代まで人に限りない夢と癒しを与え続けてきてくれたホタル。実習生さんに癒しのはからいをしてくれたゲストハウスのホタルに感謝です。
癒しのはからいがこの先も続くようホタルをやさしく見守ってあげたいものです。(梅香藻)
|